この原稿をはじめSNS投稿も含めて、何かと本の紹介原稿を書く機会が多いので、AIを使えないかと以前から試していました。でもダメです。AIは、私が指定する絵本の感想や紹介の情報をもとに、文章を作っているからです。「いや、そうじゃなくて…」「それはわかるけど、ポイントはそこじゃなくて…」と、私が感じていることとズレるのです。そもそもAIはその絵本を読んでいない。加えて、私の感じ方などわかるわけがない。自分が感じることは自分だけもので自分にしかわかりません。また、様々な支持をAIに伝えるのもその人の「伝える力」が影響します。結局…基本になるのは「心が感じるものと、それを言葉にする力」です。そんなことを思いました。
★ねこねこねこちゃん(あかちゃんから)
でくねいく・作 福音館書店
手のひらより少し大きいだけの小さな絵本に、ねこの魅力があふれています。実在する7匹のネコがモデルになっている絵本で、生き生きとした表情や絵がとっても素敵です。この絵本を読んで、ネコが伸びているのを始めて見たとき「ネコってこんなに長いのか!」と驚いたことを思い出しました。
★チーターどっちいったー?(3才から)
大塚健太・文 かのうりん・絵 パイインターナショナル
びゅん!と誰かがキツネのおべんとうを奪っていきました。今の素早い動きは、きっとチーターだと犯人を決めつけて、後を追いかけるキツネ。「チーター チーター どっちいったー?」「チーター あっちいったー」。おもしろい会話のやり取りで物語がすすんでいく楽しい絵本です。
★くすのきだんちのあきまつり(3,4才から)
武鹿悦子・文 末崎茂樹・絵 ひかりのくに
どーん どーん、お祭り太鼓が聞こえてきて、みんなはまんまん池のお祭りに出かけました。お神輿や屋台店が出て、カケスの子どもたちは大はしゃぎ。ヨーヨー釣りや投げ輪わ、おめん屋さんに綿あめ屋さん。どれも楽しそうで美味しそうです。遊び疲れておぶられて帰る帰り道の絵に、心があたたかくなりました。
★まんまるまるごとりんごパイ(4,5才から)
モード・リンゼイ・作 つちだのぶこ・絵 おびかゆうこ・訳 偕成社
りんごパイを作ろうと思ったおばあさん。でもりんごがありません。どうしてもりんごパイが食べたいおばあさんは、庭にあるすももの実を持って、旅に出ることにしました…。「わらしべ長者」のように物を交換していく楽しいお話ですが、交換する物がおもしろいのです。おばあさんの優しさが感じられる、100年以上前からアメリカで語られてきたお話です。
♪絵本を真ん中に、親子の絆を育みましょう♪
(えほん館 はなだむつこ)