「あなたはコロンボタイプですね。」と昔言われたことがあります。コロンボタイプとは結論を先に知りたがる人のことで、先に結論を聞くとその後の話が落ち着いて聞けるのだそうです。刑事コロンボのストーリーは先に犯人が分かりますから。説明から始まって最後に結論がくる話は、途中で結論を早く知りたくなってしまい落ち着いて最後まで話が聞けないそうなのです。「うわぁー、その通りやんかー」と納得してしまいました。
その逆は「ポワロタイプ」だそうで、先に犯人が分かってしまうと面白くなくなって興味が半減するそうです。それを知ってから「先に結論を話してもらえますか」と言えるようになりました。自分を理解するってとても大事ですね。
★ぎゅ ぎゅ ぎゅー（あかちゃんから）
駒形克己・作 KADOKAWA
まず色が美しい！丸い形に優しい線。離れていた丸がくっついていき、最後にはぎゅー！ 「絵にも言葉にも愉快なリズムがあふれ、子の心と親の心がひびきあう！」と帯に書かれていますが、まさにその通りだと思います。所々に切り取った丸い穴があいていて触って楽しむこともできます。
★ねこすけくんがねているあいだに…（３才から）
木田哲生・伊東桃代・編著 さいとうしのぶ・絵 リーブル
「みんいく（眠育）絵本」第２弾。子どもの睡眠を育てる絵本です。
日本の子どもの睡眠時間は年々短くなり、大人と同様に、世界でワースト１位です。あかちゃんや子どもの脳の成長にとって睡眠は非常に大事です。専門的な難しい内容が分かりやすいストーリーになっているのがこの絵本です。今、多くの親子に読んでもらいたいと思います。
★あきのセーターをつくりに（３、４才から）
石井睦美・文 布川愛子・絵 ブロンズ新社
空気の冷たい秋の朝、リスのすりちゃんが春にしまっておいたセーターを取り出すと…おやおや、つるつるてん！大きくしてもらうために仕立て屋のミコさんのお店に向かいます。ミコさんが作ったたくさんの大きなポケットが素敵です。秋の風を感じながら読みたい絵本です。お気に入りのセーターをほどいて編み直すっていいですね。私は出来ませんが(笑)
★魔女たちのパーティー（４、５才から）
ロンゾ・アンダーソン・文 野口絵美・訳
エイドリアン・アダムアズ・絵 徳間書店
ハロウィンの夜、仮装パーティーに向かっていたジャックは夜空に二人の魔女が飛んでいくのを見つけました。魔女を追いかけていくとそこには、たくさんの小鬼や人喰い鬼たちが。こっそりのぞいていたジャックは見つかってしまい…。
ハロウィンのゾクゾクする楽しさがつまった絵本です。
♪絵本を真ん中に、親子の絆を育みましょう♪
（えほん館 はなだむつこ）