新年おめでとうございます。皆さんは「夢言葉」というのをご存じですか?
寝る前に見たい夢を口に出したり書いたりするとその夢を見ることが出来るそうです。ぜったいに見られるというものではないと思いますが、友人がやってみたら見られたそうです。願望実現でも同じようなことが言われていますよね。自分のなりたい姿や理想は口に出したり紙に書くと実現すると。現在進行形や過去形で書くのがポイントらしいです。
「宝くじが当たりました」「新しい車が買えました」「若返りました!」…思い付くのは私利私欲ばかりですが、うわべだけでも「世の中が平和な一年となりました!」と書いていこうと思います。
★とらたとおおゆき(2才から)
なかがわりえこ・文 なかがわそうや・絵 福音館書店
大雪が積もった日、屋根から降ろした雪の山をとらたはおしりで滑りました。するとお父さんがそりを作ってくれたので、今度はそりで滑りました。少ないページ数の中でしっかり展開していく物語と、雪の白さが感じられる絵が魅力の読み手に優しい絵本です。
★ゆき(3才くらいから)
きくちちき・作 ほるぷ出版
雪の中に存在するワンシーンを切り取ったような感覚的な絵本です。それぞれのページからそれぞれの命を感じます。だんだん強くなる雪と後半にはじける子ども達の喜び、そしてラストは一転して窓から雪を眺める家族の後ろ姿が描かれています。とても美しい絵本です。
★十二支のおもちつき(3、4才から)
すとうあさえ・文 早川純子・絵 童心社
年の瀬に餅つきの準備をしているおじいさんとおばあさんの所に、お腹をすかせたねずみがやって来ました。二人はねずみにお米を分けてあげました。すると次の朝に…。お正月に読んでもらいたい心温まる物語です。あとがきの解説も勉強になりました。
★ポカポカホテル(4、5才から)
松岡節・文 いもとようこ・絵 ひかりのくに
たっちゃんがお留守番をしていると、きつねが縁側にあったスリッパの片方をくわえて走っていくのが見えました。「ちょっと、まてー」と、きつねを追いかけたたっちゃんがたどり着いた先には…。ポカポカホテルとはスリッパのホテルです。こんなファンタジーこそ子ども時代に思う存分楽しんでもらいたいと思います。
♪絵本を真ん中に、親子の絆を育みましょう♪
(えほん館 はなだむつこ)