お正月から、元日からなぜこんなことが!と思われた方が多いのではないでしょうか。
早い時間からお酒を飲んでいた私は急なめまいに襲われました。それから地震だと分かりました。その後はNHKのテレビ画面を見ながら恐怖と共に両手を合わせて、ただひたすら「津波よ来るな!来るな!来るな!」と祈っていました。
今も祈ることしか出来ていませんが、当たり前の毎日がいかに尊いことかをかみしめています。だからこそ、子ども達の笑顔を大切にしたい。もちろん私たち大人の笑顔も。絵本を通しての親子の時間は、ただ一緒に楽しむだけで100%オッケーなのです。
★はるにでんしゃがとうちゃくです(乳児から)
丸山誠司・作 交通新聞社
春、夏、秋、冬、にぎやかな電車が到着します。乗っているのは誰でしょう。パタパタと仕掛けページを開くたびに、ユニークなお客さんが姿をあらわします。ラストの「さあまた はるにむかって しゅっぱつしんこう」という言葉が大人の心には特に響きます。
★ぬまの100かいだてのいえ(3才から)
いわいとしお・作 偕成社
人気シリーズの最新刊の舞台は沼です。さてさて、沼に住んでいるのは一体誰でしょうか。予想しながら絵を読みながら物語を楽しめるこのシリーズは、ただ楽しいだけではなく大人には深いメッセージも感じられます。でも基本的には単純に楽しんでくださいね。
★100ぴきかぞく(3才から)
古沢たつお・作 大日本図書
このねこの家族はなんと100匹です!だから毎ページごとに100匹のねこが描かれています。そして全てのねこに名前があります。一言で言うと『探し絵本』ですが、ちゃんと一日の生活が表現されているのです。大人も一緒に楽しめる絵本です。
★テングの生活図鑑(5才から)
ヒサクニヒコ・作 国土社
『だるまちゃんとてんぐちゃん』『てんぐのかくれみの』や妖怪の絵本など、テングが出てくる絵本はいろいろありますが、そんな絵本を読んだ後におすすめの珍しい図鑑です。テングの住まいやテングの食べ物。仕事、着物、道具、そしてテングの秘密までが紹介されていますよ。
♪絵本を真ん中に、親子の絆を育みましょう♪
(えほん館 はなだむつこ)