この冬は、私の住む街にどれだけ雪が降るのかなぁ。毎年そんな事を思います。
福岡と京都にしか住んだことがない私にとって雪は喜びでした。雪で大変な思いをしておられる方々には申し訳ない限りですが、普段の当たり前の世界を別世界に変えてしまう雪は、その程度の雪は、子ども達にとってファンタジーの世界です。絵本を読んでもらっている時と同じ感覚です。『特別な別世界』です。喜ぶ子、嫌がる子、普段と変わらない子ももちろんいます。でもそれは大人の目線で見た子どもの姿で、本当のことは分かりません。確かな事は、幼い子ども達にはファンタジーの世界が必要だという事です。
★わんわんだーれだ?(あかちゃんから)
いりやまさとし・作 ひさかたチャイルド
型抜きの穴から何かが覗いています。わんわんわん。だーれだ?
穴の向こうの動物を当てながら楽しめる絵本です。あかちゃんと絵本を読むにはまず読み手が楽しまないと、絵本を読むことが苦痛になってしまいます。優しいタッチの絵が心を癒してくれます。
★ばけばけばけばけばけたくん かくれんぼの巻(2,3才から)
岩田明子・作 大日本図書
くいしんぼうのばけたくんは、おばけまち商店街でつまみ食い。でも食べるとやっぱりばけちゃって…。さてばけたくんはどこにいるのかな?楽しい探し絵本です。いろんなお店のいろんな食べ物がおいしそうで、とっても楽しい絵本です。ページが広がるのも魅力です。
★ようかいむらのにこにこまめまき(3才から)
たかいよしかず・作 国土社
今日は節分なので豆やさんで豆を買って神社で豆まきです。年男のじゃくじゃくと年女のおろくちゃんが「おには~そと!ふくは~うち!」と元気に叫ぶと空から七福神がやってきました。福の神があらわれてみんなは大喜びでしたが、誰かが「ふくは~そと!」と言っています。すると…。節分に楽しめる絵本です。
★ぼくはうちゅうじん(5才から)
中川ひろたか・文 はたこうしろう・絵 アリス館
空に興味を持ち星に興味を持ち始めたら、こんな絵本でその興味を宇宙まで広げてあげたいものです。星座のこと太陽のこと惑星のことなどがシンプルな言葉で書かれています。そして私たちも宇宙の中に生きている宇宙人だと。知識を得るだけではない物語絵本です。
♪絵本を真ん中に、親子の絆を育みましょう♪
(えほん館 はなだむつこ)