『言いかえ便利帳』(今井一彰・マキノ出版)という本が話題になっていますが、それによると人は一日4〜7万回も自分と会話しているそうです。これはビックリです。子育てや仕事を通して子どもに関わっておられる方は、子どもの長所を伸ばせるようにとか子どもが元気に過ごせるように等々を願って言葉がけに気を付けておられる方も多いと思うのですが、自分の事となるとほとんど何も考えておられないのではないでしょうか。声に出す出さないに関係なく、「大丈夫」「やれば出来る」など何でもいいので自分のテンションが上がったり心が明るくなるような言葉を自分に言ってあげるのはとてもとても大切なことなのです。
★あなのなかから(1才から)
さいとうしのぶ・作 あすなろ書房
1つの穴から‘’ばあ!‘’。2つの穴から‘’ばあ!ばあ!‘’。穴の中から次は何が飛び出すのかな?読み手の方も予想しながら次のページをめくってください。子どものお気に入りのページは何回も繰り返してあげてくださいね。『喜びを繰り返す』それが重要なポイントです。
★おいしいおひなさま(2才くらいから)
すとうあさえ・文 小林ゆき子・絵 ほるぷ出版
おひなまさまを見に行った、ねずみちゃんとりすちゃんとうさぎちゃんとたぬきちゃんはおひなさまを作りたくなってしまいました。それぞれ自分の好きなもので作るのですが、たぬきちゃんだけは困ってしまって…。巻末に行事のミニ解説が付いていて勉強になります。
★おねぼうさんはだあれ(3才くらいから)
片山令子・文 あずみ虫・絵 学研
うさぎのミミナちゃんが冬ごもりからなかなか起きてこない友達を起こしに出掛けます。ところが最後に起こされたのは…。春の喜びが伝わってくる色使いの絵がとても素敵です。こんな絵本を読む時は日常の大変さから離れて、単純に春を迎えられる喜びを感じてくださいね。
★わんぱくだんのおにわのようせいたち(4才くらいから)
ゆきのゆみこ・上野与志・文 末崎茂樹・絵 ひさかたチャイルド
「ようせいずかん」を見てお庭で妖精を探していたわんぱくだんの3人。助けたテントウムシが妖精になってあらわれて不思議な「ようせいパーティー」へ…。子ども時代にしか味わえない『期待』に応えてくれてくれるわんぱくだんシリーズ。春のお庭にいっぱい妖精を見つけてくださいね。
♪絵本を真ん中に、親子の絆を育みましょう♪
(えほん館 はなだむつこ)