絵本だより

2022年12月『いちごサンタ』『ドタバタ・クリスマス』『はらぺこサンタのクリスマス』『こうさぎたちのクリスマス』

クリスマスの想い出は?と聞かれたら皆さんは何が浮かびますか?
私はウン十年前の若き日のクリスマスが一番に浮かびます。当時お付き合いしていた彼とクリスマスイブから豪華(?)ホテルで一泊しました。何を食べたかとかロマンチックな事は全く覚えていないのですが、翌日の早朝外へ出たら大雪で真っ白な銀世界!
彼が仕事だったため朝6時にチェックアウトしたので、まだ誰も人がいなくて車も走っておらず、本当にまっさらな銀世界でした。その美しさと別世界にワープしたような感動だけは今でも鮮明に残っています。彼との関係も雪のように真っ白な、何もなかったかのような「まっさら」になってしまうというオマケ付きでしたが。
ということで、今月はクリスマス絵本をご紹介させていただきます。


★いちごサンタ(1、2才から)
 大塚健太・文 わたなべあや・絵 白泉社

いちごをサンタに見立てた「いちごサンタ」が、クリスマスケーキの乗り
物に乗って出発します。ショートケーキにロールケーキに丸いケーキ。
どれもとっても美味しそうです。クリスマスを理解するのはまだまだ
先の事なので、単純に絵本を楽しんでください。


★ドタバタ・クリスマス(3才から)
 スティーブ・クロール・文 トミー・デ・パオラ・絵 岸田衿子・訳 好学社

こんなにドジでおっちょこちょいのサンタさんは初めてです。
ソリから落ちるし煙突から転げるしツリーは倒すし。おまけにプレゼ
ントの袋からはとんでもないものが飛び出します。最後はいったい
どうなることやら。昔愛されていた絵本が出版社を変えて再登場!


★はらぺこサンタのクリスマス(3才から)
 はらぺこめがね・作 ほるぷ出版

クリスマスイブに大急ぎでプレゼントをつめて慌てて出発したサンタ
さん。お腹がぺこぺこなので、雪山や湖や窓までもがごちそうに見え
てしまいます。でも本当に美味しそうな絵。ごちそうを食べる前に
読みたい絵本です。


★こうさぎたちのクリスマス(5才から)
 エイドリアン・アダムズ・作 三原泉・訳 徳間書店

近所の幼い子ウサギ達が、クリスマスイブに大人には内緒でやりたい
事があるから手伝ってほしいと、オーソンのところにやってきました。
幼い子ウサギ達を率いて奮闘するオーソン。ワクワクすると共に、
オーソンが成長する姿にも心があたたかくなります。


♪絵本を真ん中に、親子の絆を育みましょう♪
えほん館 はなだむつこ)