昨夜突然、生まれて初めて蛍を見た時のことを思い出しました。なんと私は１９歳まで蛍を見たことがなかったのです。１９歳の夏の夜、友達４人で日本海に海水浴に行く途中でした。友人たちに琵琶湖へ行くと一人騙されていた私は、方角が違う事にも気付かず途中で車を停めた京都高尾のあたりで本物の蛍を初めて見たのです。目のまん前で。「ほ、ほ、星が降ってきた！」本当にそう思いました。「あほ。ホタルや。」と冷静に言われ、これが蛍。こんなに美しいのか…と、心底感動したあの時の全てを思い出しました。
新年度がスタートしました。子ども達は日々どんな『初めて』に出会っていくのでしょうか。それぞれの『初めて』を五感の記憶と共に覚えていてほしいなぁと思います。
★どこどこ？ねどこ（１才から）
juno・作 福音館書店
刺繍で描かれた何とも美しい絵本です。きつねやリスのふわふわしたしっぽなどに思わず触りたくなります。動物たちのねどこはどこかな？
「どこどこ？ねどこ」というリズミカルな繰り返しの言葉が心地よく、読み手も優しい声になるあかちゃんからの絵本です。
★わくわくどうぶつアパート（３才から）
マリアンヌ・デュブク・作 ふしみみさを・訳 光村教育図書
今日はうさぎぼうやの誕生日。ケーキを焼いて部屋を飾って、パーティーの準備です！ ４階建てのアパートが断面で描かれているのでそれぞれの部屋が見えます。文章には出てきませんが、それぞれの部屋の物語がいっぱい。さあ、どれだけ見つけられるかな？
★カッパーノ（３、４才から）
森くま堂・文 いわさきさとこ・絵 BL出版
人気者のカッパーノはある日カラスに大事な頭のおさらを取られてしまいました。カッパーノは大事なおさらを探す旅に出ますが…。おしゃれなイタリアンテイストのカッパーノが、今までのカッパのイメージを大きく変えてくれました。カッパーノと一緒に絵に隠されたおさらを探してくださいね。
★へんしん すがたをかえるイモムシ（３、４才から）
桃山鈴子・作 井上大成・解説監修 福音館書店 徳間書店
皮をぬぎ、さなぎになって、チョウになる！その変身する姿が本当に美しく描かれています。登場するのは、モンシロチョウ、ナミアゲハ、ウラギンシジミの３種類。巻末には、チョウや変態に関する解説が添えられています。イモムシを見る目が変わること間違いなしです。
♪絵本を真ん中に、親子の絆を育みましょう♪
（えほん館 はなだむつこ）