絵本だより

2022年09月『どろんこあそび』『うごきません。 』『なわとびょ~ん』『わすれもの』

2日前から友達の猫を預かっています。私と同年代か少し上だということで、昼間はほとんど寝ています。
2年前に初めて預かった時は大変でした。何しろ私は一人暮らしが長いので、人間どころか生きものと暮らすことに慣れていません。最初はすごく気を使い、夜も熟睡できず疲れました。夜中に「トン、トン、トン、トン」と階段を降りる小さな音まで聞こえてしまうし、突然枕もとで「ニャ~」とよばれるし、気付いたら家のどこにもいないしで、もう生きた心地がしなかったです。穴が開いていた網戸を破りベランダに出ていたのですが、夜だから見えなかったのです。とんでもない一週間でした。
でも今回は私も少し慣れて余裕です。猫と比べるなと怒られそうですが、幼い子どもと毎日過ごしておられる保護者の人たちを改めて尊敬し直しました。


どろんこあそび(1才から)
 川上越子・作 架空社

じゃがいも、にんじん、だいこん達が「いいな いいな」と向かった先は、泥。「よし いくぞ!」と嬉しそうに泥の中へ。思いっきり泥遊びをした後は眠たくなって…。明るい色彩から黒へと変化し最後に戻るという流れが、泥遊びを知らない乳児さんにも楽しんでもらえる絵本となっています。


うごきません。(3才から)
 大塚健太・文 柴田ケイコ・絵 パイインターナショナル

カバが来てもヘビが来てもゾウが来ても、絶対に動かないハシビロコウ。ビックリするような事や笑うような事が起こっても、動きません。ハシビロコウが動くのはいったいどんな時なのでしょう? 繰り返しが楽しいユーモア絵本ですが、大人が読むと結構深いです。


なわとびょ~ん(4才から)
 シゲリカツヒコ・作 KADOKAWA

ええーっ!こんな人や、あんなものまでとばしちゃうの!?
躍動感にあふれたエネルギッシュなユーモア絵本ですが、子どもを勇気づける物語でもあります。誰にだって苦手なことがあると思いますが、克服のきっかけも人それぞれですよね。


わすれもの(5才から)
 豊福まきこ・作 BL出版

公園のベンチにぽつんと置き去りにされたひつじのぬいぐるみ。それは小さな「わすれもの」でした。迎えに来てもらえると信じて、ひたすら待ち続けるひつじの姿が胸を打ちます。忘れられるって本当に辛いですよね。待ち人は来てくれるのでしょうか…。切なくてあたたかい物語です。


♪絵本を真ん中に、親子の絆を育みましょう♪
えほん館 はなだむつこ)