絵本だより

2025年04月『はるかぜさんぽ』『きっとみんなよろこぶよ!』『そらまめくんのまいにちはたからもの』『ごんべえだぬき』

先日久しぶりに絵本研究者の正置友子さんのお話を聞きました。今年85歳になられますが、立ちっぱなしで4時間も平気でお話されるスゴイ方です。絵本の勉強のために54歳で単身イギリスに留学され、1~2年の予定が7年間も。60歳過ぎてから日本に戻ってこられたというスゴイ方です。お話の中で一番心に残ったのは「絵本は暮らしのなかの総合芸術です」という言葉。絵と文章(言葉)と余白、大きさや形等、全て考えつくされて出来ているのが絵本。表紙とという扉を開くとそこには一つの世界が存在している。幼い子ども達の成長には絵本がとても重要だとより実感しました。


★はるかぜさんぽ(1才から)
 えがしらみちこ・作 講談社

女の子がお散歩するのに合わせて道端の草花や木が変わっていきます。擬音語が上手く使われている文章もリズムにのって読みやすく、春の散歩を楽しんでいる気分になります。春のあたたかい風も感じてもらえたら嬉しいです。


★きっとみんなよろこぶよ!(3才から)
 ピーター・スピアー作 松川真弓・訳 評論社

自分たちだけで過ごすことになった土曜日に、3人の子ども達はペンキで勝手に家を塗り替えてしまうというとんでもない絵本ですが、これがとても楽しいのです。絵本の中で思いっきり子ども達の心を開放してあげてくださいね。


★そらまめくんのまいにちはたからもの(4才から)
 なかやみわ・作 小学館

そらまめくん達を通して、毎日の生活の中にある身の回りの季節の移り変わりが楽しく美しく描かれています。こんなふうに季節ごとの新しい発見が出来るといいですね。そんな体験が積み重なって、毎日は二度と来ない大切なものであると気付けるようになっていくのだと思います。


★らくごえほん ごんべえだぬき(5才から)
 川端誠・作 KADOKAWA

山里のはずれに住んでいるごんべえさんが、ある晩うとうとしていると「ごんべえ、ごんべえ」と呼びながら表の戸をドンドンたたくものがいます。戸を開けるとこだぬきが転がり込んできました。捕まえられたいたずら好きのこだぬきは…。親子で楽しめる落語絵本です。


♪絵本を真ん中に、親子の絆を育みましょう♪
えほん館 はなだむつこ)