絵本だより

2023年01月『びりびり』『とうみんホテル グッスリドーゾ』『ゆきがふるまえに』『せつぶんのおに』

以前は興味がなかった《TVer》にハマり始めています。テレビ番組を録画できない我が家でしたが、TVerのおかげで見れる見れる。見るつもりのなかったドラマまで見てしまい、それはどうかと思いもしますが便利です。何よりもハマってしまうのが昔のドラマです。
特に「ひとつ屋根の下」と「JIN-仁-」が大好きで、ほぼ毎回泣いていました。やっぱり今見てもいい! ドラマも映画も漫画も本も、普遍性を語る物語は時代に左右されることがありません。絵本においては『子どもの普遍性と絵本の普遍性が出会ったとき』、ロングセラーが誕生します。ロングセラー絵本をつくっているのは大人ではなく子ども達なのです。


★びりびり(あかちゃんから)
 中新井純子・作 童心社

やぶってみたらなんだろう?いろんな形の紙を「びりびり」とやぶってみたら、イカかな?ハリネズミかな?ヘビかな? 音言葉と一緒に変身を楽しみましょう。指が動くようになったら実際にびりびり遊びをすると絵本から世界が広がります。


★とうみんホテル グッスリドーゾ(3才から)
 かめおかあきこ・作 岩崎書店

「グッスリドーゾ」は冬の間だけうさぎ達が営業している動物たちのためのホテルです。安心して冬を過ごせる「とうみんホテル」なのです。クマをはじめ色々な動物がやって来ます。ホテルの部屋や食事など一緒に味わったような気分になれる絵が魅力です。


★ゆきがふるまえに(4才から)
 かじりみな子・作 偕成社

山で暮らすうさぎの女の子ラビッタちゃんは、街におつかいにやってきました。用事を済ませ広場のベンチでちょっと一休みのつもりが…。街の様子がしっかりと描かれているのでたっぷり絵を読む楽しさが味わえます。ハラハラドキドキするけれど最後は安心できるお話です。


★せつぶんのおに(5才から)
 常光徹・文 伊藤秀男・絵 童心社

節分の夜に豆をまく風習は室町時代に始まったとされています。この絵本は「福はうち、鬼はそと」の掛け声の由来を描いたものです。鬼に捕まった娘「ふく」を助けるお話ですが「福はうち」の福をかけています。節分の夜は元気に豆をまきたいものですね。


♪絵本を真ん中に、親子の絆を育みましょう♪
えほん館 はなだむつこ)