絵本だより

2024年09月『ミニカーたんけんたい』『ぼくはちっともねむくない』『ねじまきバス』『クラゲゆらゆら』

暑い。毎日暑い。とにかく「暑い」としか言えないせいで、知人へのお礼のメールのタイトルまで『「暑い」しか言えない花田です』となってしまいました。すると知人の返信が『やっぱり「暑い」しか言えない〇〇です』となっており、その返信を『それでも「暑い」しか言えない花田です』とすると今度は『いつでも「暑い」しか言えない〇〇です』となり、20回もやりとりが続き、現在は体調不良から復活した私に『安心したけど「暑い」しか言えない〇〇です』というタイトルが返ってきたところです。二人ともこの言葉遊びがやめられなくなってしまいました。
楽しいのです! メールが主になった現在ですが、やっぱり豊かな言葉を持っている方がメールでも楽しくコミュニケーションできますね。


★ミニカーたんけんたい(1才から)
 関根知未・作 アリス館

子ども達の大好きなミニカー達がお家を探検します。パトカーを先頭に12台のミニカーが椅子をのぼってテーブルの上へ。見つけたブドウとリンゴをうまい具合に積み込みます。「ぶーぶー」としか言えないあかちゃんから幼児さんまで楽しめる絵本です。


★ぼくはちっともねむくない(3才から)
 クリス・ホートン・作 木坂涼・訳 BL出版

お日さまが沈んで森のみんなの目がトロ~ン。でも、くまの子は「ぼくはちっともねむくない」と言って出かけていきます。「遊ぼうよ」とみんなを誘ってまわりますが…。寝る前におススメの絵本です。だんだん暗いトーンに変わっていく色使いがとても美しいです。


★ねじまきバス(4才から)
 たむらしげる・作 福音館書店

小さなねじまきバスに「乗せてくださーい」と、いろんな生き物が乗り込みます。乗る条件はねじをまくこと。だんだん「乗れるわけないやん!」という大きな生き物が乗り込む様子は『てぶくろ』を思い出しますが全く違う、とっても楽しいお話です。ねじまきも今は少なくなりましたが、子ども達には知ってもらいたいです。


★クラゲゆらゆら(4,5才から)
 楚山いさむ・写真・文 ポプラ社

海の中を漂う不思議な生き物、クラゲ。エチゼンクラゲはなんと1m30cmほどもあるのですが、手のひらよりも小さなクラゲもたくさんいます。まるで別世界の生き物のような美しさには、大人のほうが癒されるかもしれません。世界の不思議に触れてください。


♪絵本を真ん中に、親子の絆を育みましょう♪
えほん館 はなだむつこ)