絵本だより

2024年11月『おいもちゃん』『もののけしょくどう うらめしや』『わたしのあかちゃん』『しごとの どうぐ』

人生で初めて「推し活」なるものをしています。推しはプロ野球選手の山崎福也選手(日本ハム)です。10年ほど前に『甲子園がくれた命』という児童書を読んだのがきっかけです。しかし、ここまでハマるとは予想外でした。死ぬまでに生で投げる姿を見たいと思い、8月に北海道のエスコンフィールドまで行ってきました。もう、最高でした!
しかし、何故か私の席の周りの人がチラチラと私を見る様なきがして、気のせいか?と思っていましたが原因は私の関西弁にあったようです。外野席に大飛球が飛ぶ度に「あかん!入るな!」「よっしゃー!」「なんでやー」等と叫んだり、他にもいろいろと…。
甲子園では普通なので全くわかっていませんでしたが、ちょっと珍しかったようです。甲子園が基準ではない事を学びました。


おいもちゃん(あかちゃんから)
 樋勝朋巳・作 こぐま社

おいもちゃんが「えーい!」と靴下を脱いで「やっほー」と海へ飛び込
みます。気持ちよく浮かんでいたけれど、風邪をひいちゃって…。
おいもが靴下をはくだけで、グッと身近な存在に感じるから不思議で
す。元気いっぱいの健やかさと安心がセットになった絵本です。


もののけしょくどう うらめしや(3才から)
 たにむらのりあき・作 福音館書店

食堂の名前が「うらめしや」とはナイスです。メニューは「でんち
にぎりずし」や「ほこりのほっこりスープ」と不思議なものばかり。
お客さんも物の、もののけ達です。食べる事を通して物と物との
関係も感じられ物への親しみがわいてくる楽しい一冊です。


わたしのあかちゃん(4才から)
 澤口たまみ・文 津田真帆・絵 福音館書店

誕生から4日間の濃密な母子のコミュニケーションが優しい絵で描
かれています。子どもが生まれた時のことを聞いたり、兄弟姉妹が
誕生する時などに読んでもらいたい絵本ですが、何よりも親の愛が
伝わる絵本だと思います。母乳じゃなかった方もお父さんも、そう
いう事ではなく、愛されている事を伝えてあげてください。


しごとの どうぐ(5才から)
 三浦太郎・作 偕成社

「このどうぐ、つかうのは だれ?」という問いかけと共に、大工さん
や仕立て屋さんや整備士さんなど様々な仕事に使われる道具が
たくさん描かれています。人間は道具を使って進化してきた生き物
です。子どもの頃、道具を使う人たちを魔法使いの様に感じていま
した。そんな気持ちを思い出させてくれる絵本です。


♪絵本を真ん中に、親子の絆を育みましょう♪
えほん館 はなだむつこ)